2008年05月12日

☆興津の宿にはこんな素晴らしい名刹の歴史がある☆

☆本日は、興津の清見寺での研修スナップの一部をご紹介します☆

正式名 巨龍山 清見興国禅寺
 
山号 巨龍山(こごうさん)  
 宗派 臨済宗妙心寺派
 本尊 釈迦如来
 創建年 (650年より654年)


★清見寺と言えば、坐漁荘と共に知らない人はいないかと思いますが・・・実は、近所というモノは
とかくご無沙汰がちのものです。かく言う小生も、日頃の雑事にかまけて全く今回が初めてとは、情けないことです。

★この度、歴史研究家の杉山 満会長さんのご指導で地域のこうした、歴史的価値の高い史跡・古蹟廻りをして、少しでも学んでみたいと同志と共に参加して参りました次第です・・・。

★曰く、「江尻の歴史や文化を知る会」とでも言いますか、地区紹介の「インタープリーター」を目指している面々です。
そんなことで、ほやほやのこととて深くは語れませんが悪しからず、港を湾内から一周しこちらに参りました。

★この日は一昨年前の、家康公の400年祭を前にして当寺に於いても、本堂屋根の修復工事などで
したが、普段公開しない庭園や(国指定名勝)、庫裡内の絵画(県指定絵画)、その他梵鐘(1314年)等
、家康愛用品などの文化財も多く拝見させていただきました。庭園に続いて、五百羅漢、数々の墓石、石造り等。(1781年~1789年)
当日は40枚ほどの写真を撮影させていただきましたがその一部の公開です。

★簡単にご説明です。
毎年、春先には由井の「さった峠」越えのウオーキングも盛んになり、桜も"寒桜まつり"として、この興津路に下り、興津公民館周辺での祭りに参加して一日過ごすと言う楽しいコースです。
こちらは以前からHPにて掲載いたしております。
よく知られているのは、朝鮮通信使が当時、清見寺に来朝されたのは有名です。史跡(国指定)

★写真にも見られるように、清見寺は後方には鬱蒼とした森が迫り、南に座漁荘が建つ屋敷は駿河湾から伊豆の山々が遠く広がり、左手には富士の山、その姿はまさに絶景の海辺で、西園寺公為らずとも吾が庭園とその幸せ感を味わられたと思う次第です。

★奈良朝時代に建立されて以来、臨済宗のこの寺は要塞の地として関所が早くから置かれ、地の利を生かしたモノであっても大変な変遷をした寺院です。始めは“清見関(きよみヶ関)とよばれていました。
その傍らに仏堂が建立され関所の鎮護とされました。(天台宗の寺院650~654年創建)

アクセスは清水駅よりバス、JR興津駅から徒歩で15分、静岡市清水区興津清見寺町418-1





名勝・中庭(国指定)  清見寺・総門  五百羅漢の石像  赤いジュウタンの洋風本堂  


Posted by 江尻のまっこちゃん at 23:37Comments(0)